まずは関空まで…

 11日間という、ふつうは結婚するか身内が死ぬか(笑)しない限りもらえないような長いお休みをいただいて、「いよいよ北欧旅行に出発だ〜!」と、胸を膨らませてうちを出たのはいいのだけれど、そんなに簡単には北欧までは行けないのであった…。

 まず、関空まで行かねば、ということで、名古屋駅から朝6:40発のKLMオランダ航空(以下”KLM”とする)が用意した無料シャトルバスに乗り込む。このバスは名古屋からKLMの直行便が出ていないため、関空経由でKLMを利用するお客のために走っているらしい。このバスで、名阪や国道など(よくわらない)を通り、途中三重の上野で休憩をとって一路関空へ。

 バスの中では、さっそくおみやげのカタログが配られる。おみやげのことが旅行中ずっと気になって旅を楽しめない人にとっては、こういうものを利用して、先におみやげの手配をしておいた方が安心かも。だけど私はのんきに「旅行中になんとかなるっしょ。」と思って、何も頼まず。ありきたりのおみやげじゃつまんないもんね。


初!関空

 4時間かかってようやく関空が見えてきた。初めての関空は、遠目に見るとホントに海の上から飛行機が飛び立っているように見えて、すごくキレイだった。バスを降りて出発ロビーに入ると、デカイ!キレイ!広い!明るい!で、名古屋空港とは比べものになんない!!(当たり前)天井の感じなんかがパリのシャルル・ド・ゴール空港にちょっと似ていると思った。

 今回の旅は、すべてお任せのパックツアーなので、あとの案内・手続きはベテラン添乗員さんにぜ〜んぶおまかせ。ツアーのメンバーも顔見知りが多いので、なんだか懐かしい気分。KLM利用ということで、ワールドパークスのマイルが稼げるゾ!と意気込んでいたけど、忙しい団体チェックインでは申し訳なくて、そんなことも言えず、あとで添乗員さんにチケットをもらえるようお願いしておいた。
 チェックイン後はすぐさま手荷物検査、出国審査を受けて、出発ゲートへ。関空の施設を楽しむ余韻もなく、ボーイング747KLM868B便に乗り込んだ。


KLMの乗り心地は?

 ヨーロッパに行くときにはたいてい12時間くらいかかるから、それが嫌でヨーロッパ行かないって人も多いけど、私は何時間飛行機に乗ってても全然平気なのだ。たとえ眠れなくったって、飛行機のなかでは「早くつかないかなぁ」とワクワク、現地につけば元気いっぱい、即行動できる。だから、フライト中はKLMのサービスや機内食はどんなのかチェックしていた。
 KLMと言えば昔「アタッククイズ」で優勝すると「KLMオランダ航空で行く風車とチューリップのオランダ旅行」が賞品で、子供心にすっごく憧れていた記憶がある。
 KLMは某AB・ROADのエアラインランキングでも4位に入るくらいだから、まあまあよかった、というより、どこかのエアラインみたいに変にしつこくもなく、気持ち悪いくらい丁寧でもなく、あっさりしていて気が楽だった。

 水平飛行に入ったら、まずはお決まりの「熱いウェットタオル&冷たいお飲物&スナック菓子」。スナック菓子はピーナッツだったのでちょっとガッカリ。(ハワイに行くときは確かハニーピーナッツだったよなぁ。あれ、おいしいんだよね。)それになぜかジュースに氷が入っていない…。(どのKLMでもそうだった。)リクエストすれば入れてくれるらしいけど、ちょっとケチくさいぞ、と思った。(冷たい物を飲むとトイレが近くなることを見込んでなのか?はナゾだが。)あと、KLMの乗務員さんはサービスするときはエプロンでなく、青い割烹着のようなものを着ていた
 ドリンクサービスの30分後には最初の食事。洋食はお肉だったと思う。和食はよくある茶そば付き。私は洋食をいただいて、おいしかったので全部食べてしまった。(パンはまずかったけど。)

 その後は映画(「101匹ワンちゃん実写版」だった)。私は、実は旅立つ前に残した仕事をしていて徹夜でここまできていたので、眠りたかった。もちろんエコノミーなので、座席のピッチも広くない。それでも
「機内快適グッズ」を駆使してなんとか眠ろうとする。
 うとうとしながら、3,4時間過ぎたら2回目の食事。今度はカレーだ。これもおいしかったので完食。なぜ、飛行機の中では動きもしないのにおなかは空くんだろう??(座っているだけでもカロリーは消費するらしいが。)
 しばらくすると電気が消され、お休みタイムに。またうとうとしつつ、「のど渇いたなぁ…」と思っていると、タイムリーに無言のドリンクサービスが!うれしいっ!この無言のドリンクサービスは確かあと2回くらいあった。(エールフランスでパリに行ったときは、お休みタイム中はジュースの缶が入っているキャビネットがトイレ付近に置いてあってセルフサービスで、気兼ねせず飲み放題だった。どっちかって言うとセルフの方がいいなぁと思った。)

 ウーロン茶でのどを潤して、うとうとしたり、となりの人とおしゃべりしたり、本を読んだりしていると、今度はカップヌードルorいなり寿司or助六寿司のお夜食のサービス。いつも食べている(笑)カップヌードルに手を伸ばしそうになったけど、食べ過ぎなので、ここはいなり寿司をいただいて、しばし日本食に別れを告げる。
 そしてなんだかんだしているうちに12時間過ぎてしまい(私にとっては早かった)、トランジット地であるオランダのスキポール空港に到着した。

 初めてのKLMの乗り心地は、食事80点(おいしかったけど、ジュースに氷を入れてくれなかったから)、乗務員の対応80点(ちょっと怖い人もいた)、快適さ70点(エコノミーなのでしょうがない)で、平均77点といったところかな?(偉そうにすいません!!)

 そんなことを思っていたら、機内放送で"…princes Diana…"とかなんとか言っているが、うまく聞き取れない。となりの添乗員さんに「ダイアナさんがどうかしたんですか?」と聞くと「事故に遭ったんだって。 」と。「ふ〜ん。そりゃ大変。で、ケガは?」と聞き返すと、「亡くなったって…。」!!!私がダイアナさんの訃報を聞いたのはオランダに第一歩を踏みしめる直前でした…。

デカイぞ!スキポール空港!

 オランダ・アムステルダムのスキポール空港について、さあ乗り換えだ、とノルウェー・スタバンゲル空港行きの便のゲートまで行こうと歩くのだけれど、全然着かない!!10分くらい歩いてやっと着いたところは中央の免税品店街。さすが国際ハブ空港だけに、超広い!ウイングもA〜Fまであるし、ゲート番号が40番台まであるウイングもある!しかも外に止まっている飛行機はほとんどKLMばっかり。なんだか、圧倒されてしまった。

 出発まで時間が少しあるとのことで、40分ほどお買い物タイムが許された。お菓子類(チョコレート)やチーズなどが豊富で買いたかったけど、買ってもすぐにスーツケースに入れることができないのであきらめる。オランダだけあって、お花屋さんもあり、チューリップの生花や球根、造花がたくさんあった。花や野菜の種も種類が多かったので、プランター菜園好きの妹のために黄ピーマンやハーブの種を買う。植物検疫に引っかからないんだろうか、と思いつつ、「空港で売ってるんだからいいんでしょ。」とバックにしまう。(ホントに良かったんだろうか??) 
 時間が来て、また10分ほど歩いて、スタバンゲル行きのKLM Cityhopper181B便のゲートに向かう。



やっとノルウェー到着

 アムステルダムからスタバンゲルまでは1時間少々。この短い間にも機内ではおいしいサンドイッチ、ケーキ、ムースが出た外国の国内便や短距離便はホント機内食をちゃんと出してくれるのでうれしい。ドイツでルフトハンザの国内便に乗ったときは、もっとすごくて、空港の出発ゲート付近に無料のコーヒー、紅茶、そして果物やサンドイッチがおいてあって、しかも乗ってからも1時間くらいなのにサンドイッチが出た。それに比べて、日本は航空運賃がバカ高なのに、飲み物かよくてもお菓子しか出してくれない!!外国へ来て初めて豊かさを感じる日本人なのであった。

 そうこうしているうちにノルウェー・スタバンゲル空港へ。離着陸になると急に眠気がおそってくるのは私だけだろうか??気持ちよく眠りかけたところで、飛行機が止まった。スタバンゲル空港の中に入って、「北欧に来たんだ!!」と実感したのは、イスやソファーや床がすべて木製だったのを見た瞬間だった。冬が長い北欧の人々は家具にこだわるって聞いていたけど、空港からしてそうだなんてちょっと驚いた。それと、子供用の小さなレゴブロックで遊べる机もあった。たしかレゴブロックってノルウェーだったと思い出した。

 バスでホテルまで行き、部屋に入ったらまた驚いた。ドアが、イスが、ベッドがデカイ!北欧の人は平均身長が170cmあるんだって!(身長150cmの私にはうらやまし限りだわ。)だから、ドアとか高さが2mくらいあって、重くて開けるのがたいへんだった。でも、イスは座り心地がよくって、持って帰りたかった(笑)。将来、結婚とかして自分で部屋をコーディネイトできるなら、北欧の家具を置こうと心に決めてベッドに入ったのでした。

 で、ここまで何時間かかったかっていうと、家を出てから、約22時間!!なのです。ほぼ1日ですね。やっぱ遠いわ、北欧って(笑)。


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