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 レディースクリニック(婦人科)へ行く2000/8/9 29日前)

旅行と女性のカラダの微妙な関係

なぜ、私は旅行の前にレディースクリニック(婦人科)へ行ったのか。

別に私は妊娠しているわけではない。私が婦人科へ行ったのは、女性の皆さんなら旅行に行く前に必ず気にするであろう心配事があったから。それは「旅行と生理が重ならないか」ということ。

これはあまり語られないけど、女性にとっては非常に重要かつ重大な問題。経験したことがある女性ならわかると思うけど、生理中に長時間飛行機に乗ることがどれほど苦痛で、どれほど不快なことか!!飛行機内ではトイレには頻繁に行けないし、生理痛がひどいと頭痛、腰痛、関節痛、嘔吐感、気分が憂鬱になる…などというサイアクの状態。この状況で長時間のフライトを耐えるのはかなりツライ。

それに、フライト中でなくても、
旅先で突然予定外の生理になるとこれもまた非常に困る。
実際、私は去年仕事でアメリカに行った時、ちょうどリッチモンドからデトロイト経由でミネアポリスへ移動する前日に生理になってしまい、生理用品もほとんど持ってきていなかったのでものすご〜〜く焦った&困ったことがある。

移動日は飛行機の乗り継ぎのため分刻みのスケジュール。売店に寄っているヒマもなく、なんとか空港のトイレの自販機で生理用品を買ったのだが、非常に使い心地が悪かった。移動先に着いてもそこは田舎町で近くにはあまりお店もなく、一緒に生理になってしまった先輩とともに、泣きそうになりながら生理用品を探した。
やっとガソリンスタンドにあったコンビニで見つけたときは「あった〜!!」と二人で手を取り合って喜んだくらいだ。でも、それも大きくてゴワゴワしていて使い心地が悪かった。

というように、
女性が海外旅行に行くときは余分な心配がつきもの。かと言って、生理用品を山ほどもっていくと荷物が増えるし、ましてビーチリゾートに行くなら、泳ぎに行くのに生理になっていたくはない。

今までは明らかに生理と旅行は重ならないということがわかっていたので、そんなこと考えたこともなかったが、今回はどう考えても絶対重なるとわかっていた。

最近、副作用の少ない低容量ピルが解禁されたらしいし、
ピルは避妊薬で、生理を止めることもできるらしいという不確かな知識しかなかったので、いろいろピル関係のホームページを見てみたけれど、旅行の1ヶ月前を切っている状態で、どうやってピルを飲んで生理をずらすのかよくわからなかった。でも、何がなんでもどうにかして生理をずらしたい!そこで、勇気を出して行ったのだった。

「勇気」というと大げさかもしれないが、初めて婦人科に行くときはきっと誰でもドキドキ・ビクビクするものだろう。私もかなり緊張して行った。

 

ドキドキ初婦人科受診

私が行ったのは自宅近くのターミナル駅にある「○○レディースクリニック」。「○○産婦人科」だと未婚の身にはなんだかちょっと抵抗があるけど、カタカナ語のまやかしなのか「レディースクリニック」だと行きやすい(ような気がする)。

あらかじめ電話で予約を取って、夕方の診療の時間に行く。
ドアを開けるとピンク色を基調とした優しい雰囲気のところで、クラッシック音楽が流れ、壁掛けスクリーンでは映画を上映している。来ている人は妊婦さんもいれば、若い女性もたくさんいる。少し緊張がほぐれる。
初診なので、問診票に必要事項を記入して待っていると診察室へ呼ばれる。

もしや「下着を脱いで、診察台へ上がって下さい」という
内診があったらどうしよう…と超不安な気持ちを抱えておそるおそる診察室へ。でも、それらしき診察台もなく、イスと机があるだけの部屋だったので「内診は免れた」とちょっと安心。
少し待つと50代くらいのドクターがやって来た。「げっ、おじさんかぁ。イヤだなぁ…」と思いつつも診察を受けることに。

以下、私とドクターの会話

Dr. (問診票を見ながら).「生理をずらしたいんですね。いつから旅行に行きますか?」
mikiko 「9月の7日です。」
Dr. 「どこに、どれくらい行くの?」
mikiko 「(そんなの先生に関係ないじゃんと思いつつ)ハワイに4泊6日で行きます。」
Dr. 「いいですねぇ。で、最終の生理が始まったのはいつ?」
mikiko 「8月3日です。9月はちょうど旅行にぶつかっちゃいそうで…」

(ちなみに私は生理日を予想し自分の体調を知るために
必ず生理開始日をチェックしている。これはこの手の薬の処方には必要な情報なので毎月きちんとチェックしておこう。)
Dr. 「そうですねぇ。前にずらします?それとも後の方がいいですか?」
mikiko 「どっちでもいいんですけど、前のほうがいいかなぁ…(確実に旅行にぶつからないし)」
Dr. 「そうですね、じゃ、前に(生理に)来てもらいましょう」
mikiko 「はい、わかりました。」
Dr. (薬を見せて)「これは中容量ピルという薬です。今日から2週間、毎日夕食後に1錠飲んで下さい。飲み忘れないように。2週間飲み続けた後、2〜5日後に生理が来て4日ぐらいで終わるからね。」

mikiko

「あ、は、はい、わかりました。」

以上、5分くらいの会話で診察&処方は終わってしまった。話をするととても紳士的でわかりやく説明してくれるいい先生だった。それと、後で気づいたのだが、どれくらいの期間旅行に行くかは薬の処方の量(どれくらい生理を早めるor遅くするか)に関係するので、必要な情報なのだ。先生、ごめんね。

待合い室で少し待つと、薬を渡されお金を払った。ピルは保険が利かないと思っていたのだが、どうも利いたらしく、
ピル14錠の処方で\750だった。これで生理がずらせるなら安いもんではないか!と思ったのであった。

 

毎日きちんと飲むのはたいへんだけど…

ということで、早速その日の夕食後から飲み始めた。が、毎日決まった時間に飲むというのは意外に大変だった(つい忘れそうになってしまう)。それでもきちんと毎日飲み続け、2週間が経過。特に副作用もなく、飲み終わった5日後に先生の言うとおり生理が来た。そして本当に4日で終わった。
おぉ、これで安心して旅行に行ける!海で泳げる〜!ピルってなんて便利な薬なのかしら!!と感動。

ちなみに実際どのように生理を早めたかというと、下のカレンダーのように、ピルを8/9から2週間飲み続けて、飲み終わってから5日目に生理が来る、ということで、生理を前倒しした。つまり8月中に9月分の生理も起こしたわけで、8月に2回生理が来たことになる。
なので、9/7からの旅行には生理が引っかからないというわけなのだ。

生理の予定表

もし旅行日と生理が重なりそうで、なおかつ旅行の直前にそれに気づいた場合は、旅行中にピルを飲み続けることになるんだと思うんだけど、時差があって、日付変更線を越えると、日にちと時間の配分がややこしくなりそうで、それはちょっと避けたいと思った。(もちろん、きちんと時間を決めて、自分で管理できればよいと思うけど。ドクターにご相談あれ。)

なので、早めた方が私は安心だった。だって、早く生理が来たら、私は生理不順ではないので、少なくとも3週間は確実に来ないから。

ピルについては、副作用のことがいつも取り沙汰され、あまり飲むのがよくないことのような印象を植え付けられているが、だいたいどんな薬でも副作用は必ずあるもので、ピルだけに限ったことではない。

それよりも、
ピルを使用することで女性が自分の意志で自分の体調をコントロールできること、それを知っているかどうかは非常に大切だと思った。

「旅行と生理が重なりそう」、「生理不順で次の生理日が予想できない」、「生理痛がひどい」という女性の方はぜひレディースクリニック(婦人科)を受診することをオススメする。
もっと気軽に行っていいところだと思った。

そして、この章を読んだ男性の方は決して冷やかさないで(中学生じゃあるまいし、そんなことないと思うけど)、一緒に旅行する女性がこういう思いをして行っていることを頭の片隅にでも気にかけておいてもらえるとありがたい。



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